中国茶の知識 - 中国茶の種類 -


緑 茶 不発酵茶

中国で最も一般的に飲まれているお茶。茶葉を発酵させていないタイプで、日本茶に近い味わいがします。
日本緑茶は蒸すことで酸化酵素を働かないようにするのに対し
中国茶は焙煎して酸化酵素を働かないようにします。
少し湯を冷ましてから淹れるのがポイントです。
代表的なお茶:西湖龍井茶 / 黄山毛峰 / 碧螺春 / 安化松針

白 茶 弱発酵茶

白い産毛を持っている若い芽が、摘まれてからしおれる間に自然にわずかな発酵をしたお茶です。
中国茶の中では一番シンプルな製造方法ですが種類も生産量も少ない貴重なお茶です。
繊細で優しく後からほんのりとした甘みが口の中に残るお茶です。
代表的なお茶:白毫銀針 / 白牡丹 / 寿眉

黄 茶 弱後発酵茶

茶葉も水色も淡黄色で、味わいが緑茶に似ています。
中国茶の中でも独特な黄茶は茶葉を熱処理して茶葉の持つ酸化酵素の作用を殺し、
その後茶葉に悶黄(モンオウ)と呼ばれる僅かな酸化黄変を起こさせる特殊な工程を経て作られます。
製造工程に手間がかかり、生産量も少ないので希少価値の高いお茶です。
代表的なお茶:君山銀針 / 蒙頂黄芽 / 霍山黄芽

青 茶 半発酵茶

いわゆる烏龍茶全般です。一般的に茶葉独自の酸化酵素による発酵度が10~70%位のもので、
あまり発酵させないものからかなり発酵させるものまであり、複雑な製法で作られているため味わいもさまざまです。
各々に違う水色、香り、味があります。熱湯で淹れるのがポイントです。
代表的なお茶:文山包種(台) / 凍頂烏龍茶(台) / 鉄観音(中) / 武夷岩茶(中) / 鳳凰単叢(中) / 東方美人(台)

紅 茶 完全発酵茶

福建省で14世紀頃から作りはじめられたといわれている完全発酵茶。
中でも祁門紅茶は世界的にも有名なお茶として知られています。
中国紅茶はインドやセイロン産の紅茶に比べまろやかで渋味が少ないのが特徴です。
国内の消費は少なく、ほとんど海外へ輸出されています。中国紅茶はストレートでいただきます。
代表的なお茶:祁門紅茶 / 茘枝紅茶 / 水蜜桃紅茶 / 正山小種 / 雲南金毫 / 英徳紅茶

黒 茶 後発酵茶

茶葉の酸化酵素作用を殺し、菌の働きでじっくり高度に発酵させるために、
独特のカビ臭さを持つものもある後発酵茶です。
ヴィンテージワインのように、長く熟成させたものほど高価に。
代表的なお茶:普シ耳茶 / 普シ耳小沱茶 / 普シ耳磚茶 / 普シ耳餅茶

プーアール茶の詳しい説明や解説は【普耳茶王.com】をご覧ください。


花 茶 加工茶(着香茶)

緑茶や青茶、黒茶、紅茶などの茶葉に花を混ぜたもの、花の香りだけを茶葉に移したもの、
花そのものをお茶としていただくものなどがあります。
香りづけとして多く使われるのは、ジャスミン・玫瑰・桂花のほかに菊花茶も有名で、
花の持つ効能を求めて飲む人もいます。
代表的なお茶:茉莉花茶 / 玖瑰花 / 菊花 / 桂花(けいか)

茶外茶 その他

お茶に様々な薬草をブレンドしたものや自然の樹の葉を用いた飲み物です。
六大分類の中に入らない薬用茶または保健茶とも呼ばれています。
代表的なお茶:八宝茶 / 苦丁茶球形 / 天山紅雪茶